ヒルネクロコップの日記

ペルーに2年ほど住んでいたスペイン語学習者です。 読書や旅行の記録、ラテンアメリカのニュースについて書いていきたいと思います。2023年秋からメキシコに来ました。

読書

『百年の孤独』が生まれた小さな家

前回の記事では、ガルシア=マルケスが『百年の孤独』で得た資金で建て、亡くなるまで暮らした家について書いた。 hirunecrocop.hateblo.jp 今回、ついに彼が実際に『百年の孤独』を書いた家を訪問することができた。 こちらもメキシコシティの閑静な住宅街…

ガルシア=マルケスの家に行ってきた ~『百年の孤独』がヒットして建てられた美しい家~

今年はガブリエル・ガルシア=マルケスが何かと話題になる年だ。 3月には遺作となる『出会いはいつも八月』が出版され、今月末には満を持して『百年の孤独』の文庫版が日本で発売される。 そしてNETFLIXで百年の孤独の映像化が進められていて、年末に公開さ…

大江健三郎 『万延元年』以外の作品もめっちゃ読みたくなった

ムーさんが紹介する大江健三郎おすすめ作品 『万延元年のフットボール』を読んだあと、大江健三郎の他の作品についても知りたいと思い、NHK「100分de名著」やYouTubeの解説を見たりしている。 中でもわかりやすかったのが、「文学YouTuberムー」さんという方…

大江健三郎『万延元年のフットボール』をドキドキしながら読んだ

今年3月に亡くなった大江健三郎さんの『万延元年のフットボール』を読んだ。 大江さんの代表作を読みたいと思い数年前に買っていたのだが、なかなか読むタイミングがなく、今回ようやく読むことができた。 結果、めちゃくちゃ面白かった。 特に後半は怒涛の…

今年読んで面白かったラテンアメリカ関係の本12冊(後半)

今年読んで面白かった本の中で、ラテンアメリカをテーマとした本の感想を一言ずつ書いてます。 1. 『マラス』工藤律子著 2. 『熱狂と幻想 コロンビア和平の深層』田村剛著 3. 『神秘の幻覚植物体験記』フリオ・アシタカ著 4. 『中南米野球はなぜ強いのか』中…

今年読んで面白かったラテンアメリカ関係の本12冊(前半)

今年読んで面白かった本の中で、ラテンアメリカをテーマとした本の感想を一言ずつ書いてみようかと思う。 取り上げるのは以下の12冊。 少し長くなりそうなので、今回は最初の6冊、次の記事で残りの6冊を紹介します。 (順番に特に意味はありません) 1. 『…

phaさんの『知の整理術』を読んでブログを書くことにした

備忘録としてブログを始めることにした。 理由はいくつかあるのだが、大きなものとしては、人と会話したことや読んだ本の内容を、すぐに忘れてしまいたくないということだ。 この2年間ペルーに暮らしてきて、印象に残る旅行もいくつかしたし、スペイン語で…