中南米
知っておくと役立つ古代メキシコの神々。前半はこちら。 hirunecrocop.hateblo.jp 後半ではケツァルコアトル、テスカトリポカ、チャルチウトリクエ、ミクトランテクトリ、シペ・トテックを紹介します。 ⑥羽根のついたヘビの神 ケツァルコアトル(Quetzalcóat…
メキシコに来てから、大学の授業などで歴史の勉強をすることが生きる喜びになっている。 中でも古代メキシコ(スペイン征服以前)の世界観・宗教観について学ぶのは抜群に面白い。 神話も独創的で面白いし、何よりも神々の造形が魅力的だ。 古代の人々は本当…
メキシコに来て5ヶ月が経ちました。去年の10月から仕事を1年間休職し、外務省の交換留学プログラムでメキシコ国立自治大学というところで学んでいます。 メキシコでは当初はジャーナリズムを勉強しようと思っていたのですが、自分でも意外なことに、メキシコ…
3月8日は国連が定めた「国際女性デー」だった。 ここメキシコシティーでは大規模なデモ行進が行われ、18万人が参加したと言われている。 メキシコでは年間3000人もの女性が殺されていて「もう我慢の限界だ」という女性たちの怒りが国中に渦巻いている。 メキ…
去年メキシコのアカプルコ市を襲った時速270キロのハリケーンを無傷で耐え抜いたものがある。 支倉常長(はせくら・つねなが)の銅像だ。 この銅像は日墨友好の象徴として1973年に仙台市からアカプルコに送られたものだ。 銅像がある「日本広場」にも被害はな…
4~5月に行ったチリ、アルゼンチン、ペルー旅行では印象に残る場所がいくつもあった。 まず書き残しておきたいのが首都サンティアゴで訪れた「記憶と人権の博物館」だ。 来月(2023年9月11日)にはチリのピノチェト将軍によるクーデターからちょうど50年とな…
5月にアルゼンチンから帰ってきたときは、「日本でもマテ茶を飲むのを趣味にしよう!」と意気込んでいたものの、実際にはなかなか時間がなくて飲めていない。 ブエノスアイレスの日曜市で買ったマテ茶カップも寂しがっているだろう。 自分を奮い立たせるた…
先日の南米旅行で印象に残った景色の一つが、アルゼンチン人たちがマテ茶を楽しむ姿だ。 とにかく、どこへ行っても飲んでいる。 公園でくつろぐ人、買い物する人、売店の店員、オフィスで働く人・・・。 何度か「え、こんなところまでマテ茶・・・?」と驚く…
2年ぶりに南米に行ってきた。 仕事の休みを1か月まとまってとれたので、チリ、アルゼンチン、ペルーを駆け足で巡ってきた。 目的地は、チリの首都サンティアゴ、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス、イグアスの滝(アルゼンチン・ブラジル国境)、ペルー…
先月、グアテマラにある野生動物の保護施設に行った。 そこで、ジャガーを初めて見た。 えさを欲しがっているようでウロウロしていたが、歩き方も、肌の模様もかっこよくて美しい。 あまり滞在時間に余裕がなかったのだが、20分ほどうっとりと見とれてしま…
スペイン語圏で外食をしているときに、ときどき起こること。 昨日、とあるレストランで食事をしていると、近くの席の外国人のおじいさんと、店員の女性との間で、意思疎通できていない感じが見て取れた。 聞き耳をたててみると、英語話者のおじいさんはドリ…
先月は、スペイン語の勉強と仕事の準備のためにグアテマラに滞在していた。 グアテマラは中南米の中でもかなり感染が落ち着いていて、すでに再開している語学学校もいくつかあるし、町を歩いていても観光客が少しずつ戻ってきている。 ある日、現地ガイドに…
2020年、本当に思い通りにいかない年だった。 世界中の多くの人がそう思っているだろうけれど。 まだ世界が平和だった2020年の年明けの花火(2020/1/1 ペルー・リマ) 幻のパタゴニア旅行 僕の場合、思えばすでに2019年の終盤からすでに思い通りにいかない日…
今年読んで面白かった本の中で、ラテンアメリカをテーマとした本の感想を一言ずつ書いてます。 1. 『マラス』工藤律子著 2. 『熱狂と幻想 コロンビア和平の深層』田村剛著 3. 『神秘の幻覚植物体験記』フリオ・アシタカ著 4. 『中南米野球はなぜ強いのか』中…
今年読んで面白かった本の中で、ラテンアメリカをテーマとした本の感想を一言ずつ書いてみようかと思う。 取り上げるのは以下の12冊。 少し長くなりそうなので、今回は最初の6冊、次の記事で残りの6冊を紹介します。 (順番に特に意味はありません) 1. 『…
前にも書いた通り、11月はペルーにとって激動の月だった。 わずか1週間で2回も大統領が交代。 抗議デモによって大勢が負傷し、2人が亡くなった。 hirunecrocop.hateblo.jp hirunecrocop.hateblo.jp ペルーでは2018年にも大統領が汚職によって罷免されてい…
最近、ラテンアメリカを舞台にした映画を4本見た。 先に書いた3作の感想はこちらからどうぞ。 hirunecrocop.hateblo.jp hirunecrocop.hateblo.jp hirunecrocop.hateblo.jp 4本目は、エクアドルのアマゾン熱帯雨林に暮らす人々の生活を記録した文化人類学…
最近、ラテンアメリカの政治・社会をテーマにした映画を4本見た。 ベネズエラのドキュメンタリー「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ベネズエラ」と、アメリカ・メキシコ国境の実情を描いた「息子の面影」の感想はこちらからどうぞ。 hirunecrocop.hatebl…
最近見たラテンアメリカを舞台にした映画4本。 先に書いた「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ベネズエラ」の感想はこちらからどうぞ。 hirunecrocop.hateblo.jp そして、2本目のメキシコ映画は傑作だった。 「息子の面影」(監督:フェルナンダ・バラデ…
ラテンアメリカを舞台にした映画を4本見た。 簡単に感想をメモしておこうと思う。 最初に言ってしまうと、「息子の面影」(メキシコ)は傑作だった。 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ベネズエラ」(ベネズエラ)、「カナルタ -螺旋状の夢-」(エクア…
先月、ペルー全土を揺るがせた大統領罷免への抗議デモ。 14日に行われた2回目の大規模デモのさなか、二人の若者が警察によって殺害されるという悲劇が起きた。 犠牲となったのは、ブライアン・ピンタドさん (22) とインティ・ソテロさん (24)の二人だ。 www…
BBCのペルーに関する記事を読んだ。 タイトルは「ペルーにおけるコロナウイスル:なぜ大きな経済成長を成し遂げた国が医療システムにさらに投資してこなかったのか」(2020年6月)。 www.bbc.com ブラジルほど報道されていないので目立たないが、ペルーはCov…