ヒルネクロコップの日記

ペルーに2年ほど住んでいたスペイン語学習者です。 読書や旅行の記録、ラテンアメリカのニュースについて書いていきたいと思います。2023年秋からメキシコに来ました。

ガルシア=マルケス

『百年の孤独』以外のガルシア=マルケスの代表作とは?

以前、コロンビアに滞在していたときのこと。 ガルシア=マルケスの話をすると、多くの人が『コレラ時代の愛』は読んだ?と聞いてくる。 コロンビアでは『百年の孤独』に次いで人気なのは『コレラの時代の愛』だという。 カリブ海の街カルタヘナが舞台となっ…

『百年の孤独』が生まれた小さな家

前回の記事では、ガルシア=マルケスが『百年の孤独』で得た資金で建て、亡くなるまで暮らした家について書いた。 hirunecrocop.hateblo.jp 今回、ついに彼が実際に『百年の孤独』を書いた家を訪問することができた。 こちらもメキシコシティの閑静な住宅街…

ガルシア=マルケスの家に行ってきた ~『百年の孤独』がヒットして建てられた美しい家~

今年はガブリエル・ガルシア=マルケスが何かと話題になる年だ。 3月には遺作となる『出会いはいつも八月』が出版され、今月末には満を持して『百年の孤独』の文庫版が日本で発売される。 そしてNETFLIXで百年の孤独の映像化が進められていて、年末に公開さ…

大江健三郎『万延元年のフットボール』をドキドキしながら読んだ

今年3月に亡くなった大江健三郎さんの『万延元年のフットボール』を読んだ。 大江さんの代表作を読みたいと思い数年前に買っていたのだが、なかなか読むタイミングがなく、今回ようやく読むことができた。 結果、めちゃくちゃ面白かった。 特に後半は怒涛の…