ヒルネクロコップの日記

ペルーに2年ほど住んでいたスペイン語学習者です。 読書や旅行の記録、ラテンアメリカのニュースについて書いていきたいと思います。2023年秋からメキシコに来ました。

メキシコ

世界中にある「支倉常長」像 ~大航海時代を生きたグローバル日本人~

去年メキシコのアカプルコ市を襲った時速270キロのハリケーンを無傷で耐え抜いたものがある。 支倉常長(はせくら・つねなが)の銅像だ。 この銅像は日墨友好の象徴として1973年に仙台市からアカプルコに送られたものだ。 銅像がある「日本広場」にも被害はな…

初めてマチェテ(山刀)を使った ~アカプルコ植物園でのボランティア~

去年12月、アカプルコで災害復旧のボランティアをしたいと思い、赤十字やキリスト教系の団体など5カ所にメールを送った。 だがメキシコにはボランティアという文化がないらしく、なかなか返事が来ない。 唯一返事をくれたのがアカプルコの植物園だったため…

ハリケーンで破壊された街に行った ~メキシコ・アカプルコの現状~

昨年末、ハリケーンで壊滅的な被害を受けたアカプルコという街に災害復旧ボランティアに行ってきた。 アカプルコはメキシコの太平洋側に面したリゾート観光都市で、何度もハリウッド映画の舞台にもなっている。 江戸時代に伊達政宗が日本人使節をメキシコに…

大江健三郎 『万延元年』以外の作品もめっちゃ読みたくなった

ムーさんが紹介する大江健三郎おすすめ作品 『万延元年のフットボール』を読んだあと、大江健三郎の他の作品についても知りたいと思い、NHK「100分de名著」やYouTubeの解説を見たりしている。 中でもわかりやすかったのが、「文学YouTuberムー」さんという方…

今年読んで面白かったラテンアメリカ関係の本12冊(前半)

今年読んで面白かった本の中で、ラテンアメリカをテーマとした本の感想を一言ずつ書いてみようかと思う。 取り上げるのは以下の12冊。 少し長くなりそうなので、今回は最初の6冊、次の記事で残りの6冊を紹介します。 (順番に特に意味はありません) 1. 『…

「息子の面影」(メキシコ) 最近見たラテンアメリカの映画 ②

最近見たラテンアメリカを舞台にした映画4本。 先に書いた「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ベネズエラ」の感想はこちらからどうぞ。 hirunecrocop.hateblo.jp そして、2本目のメキシコ映画は傑作だった。 「息子の面影」(監督:フェルナンダ・バラデ…