メキシコに来て5ヶ月が経ちました。
去年の10月から仕事を1年間休職し、外務省の交換留学プログラムでメキシコ国立自治大学というところで学んでいます。
メキシコでは当初はジャーナリズムを勉強しようと思っていたのですが、自分でも意外なことに、メキシコ史(特にスペイン征服以前の文明と、19~20世紀の激動の時代)にどはまりしてしまい、歴史関係の授業を受けたり、史跡を旅行したり、博物館を訪ねたり、本や雑誌を読んだりと、歴史の勉強ばかりしています。特にアステカ文明の神々の造形や宗教観はとても面白く、友達に興奮して語ってしまうほどです。
5年ほど前、私は妻の仕事の関係でペルーに住むことになり、そこからスペイン語の学習を始めました。ラテンアメリカ各国にも旅行する機会に恵まれました(途中でコロナになってしまったので満足には移動できませんでしたが…)。日本に帰ってからは2年ほどスペイン語を使った仕事をしていました。メキシコだけでなく、ペルー、コロンビア、ベネズエラ、キューバなどなど、ラテンアメリカ各国の歴史や文化にとても興味があります。
20代の頃は仕事に忙殺されていたのですが、こうしてラテンアメリカを知ることができ、世界へと開けた「窓」を手に入れられたと感じています。以前に比べて人生がとても風通しのよいものになりました。ラテンアメリカの勉強はライフワークにしていきたいと思っています。30歳の誕生日をペルーで、35歳の誕生日を先日メキシコで迎えることができてとても嬉しく思っています。
メキシコでの生活はとても刺激的で、記事に書きたいテーマは山ほどあるのですが、なかなか時間がなくて文章に残せていません。それでも少しずつ記録していきたいと考えています。