ヒルネクロコップの日記

ペルーに2年ほど住んでいたスペイン語学習者です。 読書や旅行の記録、ラテンアメリカのニュースについて書いていきたいと思います。2023年秋からメキシコに来ました。

中南米レストランあるある?「メニュー」と「カルタ」のどうでもいい話

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スペイン語圏で外食をしているときに、ときどき起こること。

 

昨日、とあるレストランで食事をしていると、近くの席の外国人のおじいさんと、店員の女性との間で、意思疎通できていない感じが見て取れた。

聞き耳をたててみると、英語話者のおじいさんはドリンクのメニューがほしいらしく、「メニュー、メニュー」と言っている。

スペイン語で「メニュー」は「定食」の意味なので、店員は「はて?」という顔をしている。

 

親切な僕は「この人はドリンクの『カルタ』(スペイン語のメニュー)がほしいみたいですよ」とスペイン語で店員に告げる。

無事、店員がおじいさんにメニューを持ってきて、おじいさんは僕に「サンキュー、サンキュー」と言う。

 

過去にも何回か体験したおなじみの光景だ。

 

ここまではいいとして、僕は英語が幼稚園児レベルなので、「おじいさん、僕に英語でしゃべりかけないでくれ」と心の中で願う。

でもおじいさんは「Where are you from?」と僕に質問する。

 

ペルーに引っ越してから本当に英語を使う機会がなく、僕の英語力は地の底まで落ちている。

中学で英語を学び始めて以来、最も低いレベルにまで落ちている。

かつて英語で表現できていたことは完全にスペイン語に置き換わり、脳の中で英語に全く変換されなくなった。

 

オーストラリア人だというおじいさんと、幼稚園児レベルの英語で会話を始める。

日本の都市、シアトルのビーチ、ラグビーの代表戦、最近旅行で行った場所…。

おじいさんは人間ができていて、僕がアーアーと苦しむのをゆっくり待ってくれる。

コロナ感染者が増えているとか減っているとかは、もはや表現できない。

それどころか、「大きい」の「Big」が思い出せなくて自分でもびっくりした。

 

もちろん将来は、できれば10年後くらいには、今のスペイン語レベルまで英語ができたらいいなと、ぼんやり考えている。

 

オーストラリア人のおじいさんを悲しませないためにも。