個人的に思い出深いラテンアメリカ関係の記事。NHKの記事は油断していると消えていってしまうのが残念。自分のための備忘用・保存用ですが、興味がある記事があればどうぞ。消えてしまった記事はアーカイブサイトから引っ張ってきています。
- 「女性を集めて不妊手術をしろ」 "国策”がもたらした悲劇 ~ペルー・フジモリ政権の強制不妊手術~
- 環境問題や誘拐事件まで? アボカドブームの“不都合な真実” ~メキシコ~
- ノーベル平和賞の"その後" 元ゲリラの暗殺やまず…社会復帰に立ちはだかる壁 ~コロンビア~
- チリ産サーモンに“待った”!? サーモン生産大国で何が
- カブトムシ違法取引で日本人が逮捕? 「エキゾチックペット」消費大国との批判も ~ボリビア・ブラジル~
- 地方競馬を支える ベネズエラ人の厩務員 “日本での仕事は大きなチャンス”
- 日本発 世界の障害者の生き方を変える“自立生活革命”とは ~コスタリカ~
「女性を集めて不妊手術をしろ」 "国策”がもたらした悲劇 ~ペルー・フジモリ政権の強制不妊手術~
1990年代、ペルーのフジモリ大統領は人口の増加を抑えるため「希望する人への無料の不妊手術」を政策として打ち出した。ところが政府から医療機関に手術数のノルマが課されたため、次第に手術は強制となっていった。結果として約27万人もの女性が不妊手術を受け、同意があったのはわずかとされている。しかもターゲットとされたのは貧困層の先住民女性たちだった。彼女たちは現在も後遺症に苦しんでいるが、いまだに謝罪や補償は行われていない。現在の我々にも大きな教訓を残してくれる事件。
環境問題や誘拐事件まで? アボカドブームの“不都合な真実” ~メキシコ~
美容や健康にいいとして世界中でブームになっているアボカド。日本も世界8位のアボカド輸入国だが、最大の生産地メキシコでは様々な変化が起こっている。これまで「極貧」とされた地域で生活が改善され、アボカド長者が次々と生まれる一方、麻薬カルテルが資金源として目を付けた。脅迫や誘拐が横行し、農家たちが「自警団」を作って対策をとっている。さらにアボカド畑を作るために森林が切り開かれたり、大量の水が違法に使われるなどの環境問題も起こっている。身近な食べ物の裏にある構造を考えさせられる。
ノーベル平和賞の"その後" 元ゲリラの暗殺やまず…社会復帰に立ちはだかる壁 ~コロンビア~
コロンビアでは左翼ゲリラ組織FARCと政府との間で50年以上も内戦が続いてきたが、2016年に歴史的和解を果たした。しかしその後、FARCの社会復帰プログラムは進まず、武器を捨てた元戦闘員たち300人以上が暗殺される事態になっている。いったん戦争や内戦が起こると、停戦して終わりではなく、社会の傷が癒えるまでに長い長い年月がかかることを教えられる。
チリ産サーモンに“待った”!? サーモン生産大国で何が
世界の寿司人気に押され、爆発的に需要が高まっているサーモン。世界中で争奪戦となっている。一方、生産地のチリでは養殖場が次々と新設され、パタゴニアの自然保護区や先住民居住区の中にまで拡大。生態系の変化も引き起こし、ボリッチ大統領が規制を打ち出すほどに。かつて日本が国際協力の一環としてチリに持ち込んだサーモン養殖の現在地。
カブトムシ違法取引で日本人が逮捕? 「エキゾチックペット」消費大国との批判も ~ボリビア・ブラジル~
ヘラクレスオオカブトなど中南米原産のカブトムシは日本で大人気。特に「ムシキング世代」による需要が高まりオークションでも高値が付けられる。そんな中、南米からカブトムシの密輸を試みた日本人が空港で相次いで逮捕されている。南米のほとんどの国ではカブトムシの捕獲や輸出は法律で禁止されているが、「ワイルド個体」(野生の個体)を欲しがる日本人が絶えず、違法取引のネットワークができているのだ。ボリビアではサタンオオカブトが乱獲され絶滅危惧種に指定されるなど生態系の破壊も起こっている。日本のムシ業界の闇。
地方競馬を支える ベネズエラ人の厩務員 “日本での仕事は大きなチャンス”
マドゥロ独裁政権による国家運営が失敗し、経済が破綻したベネズエラ。すでに国民の4分の1(約800万人)が国外に脱出した。実は、わずかではあるが日本にも避難民は来ており、その多くは全国の競馬場で厩務員として働いている。給料やレースの賞金の大半を母国に残した家族に仕送りしつつ、人手不足に悩む日本の地方競馬を陰で支えている。
日本発 世界の障害者の生き方を変える“自立生活革命”とは ~コスタリカ~
「障害者の自立生活」とは、障害を持つ人が介助者(ヘルパー)を付けることで自分で意思決定しながら生活を送ること。1970年代のアメリカを皮切りに、先進国では公費で介助者を派遣する自立生活の制度が作られてきた。実は、日本は自立生活の分野で世界をリードする存在で、2016年にコスタリカが日本をモデルに法律を制定。その後、コスタリカをモデルとする制度を作ろうという運動がラテンアメリカ全体に広がっている。日本の障害者もJICAも世界ですばらしい貢献をしていることに驚かされる。